二十世紀音楽の楽しみ フォーレからペルトまで 知られざる名曲を求めて

繭―MAYU COCOON

繭―MAYU COCOON

必ずしも広汎な支持を得てはいないものの、知名度が低いだけの、二十世紀の佳曲の数々。エルガー、マニャール、ニールセン、ブロッホ、バックス、マルティヌーモンポウ、フィンジ、ウォルトン…。隠れた名曲の紹介。

amazonのバグ発見! ISBNはあってるのに本のタイトルと著者名が違う。あるいは出版社がISBNを使いまわしたか。なぜか内容紹介だけはあってるとゆう奇怪な…。


最近、音楽が楽しくてしかたない。人から借してもらって聴いたアルヴォ・ペルトのCDがすごく良くて。それで、図書館でペルト関連の本ないかなあと検索して見つけたのがこれ、『二十世紀音楽の楽しみ』。ペルトの他にも、プーランク、ミヨー、ブロッホ、ヴィラ=ロボスなんかが取り挙げられていて、なんとも趣味が合いそうな。ぼくの好きなのばっかじゃん!!おもしろそうな曲をチェックして、片っ端から聴いていくことにします。
↓読みながら、絶対聴いてみようとチェックを入れた曲リストと本文抜粋メモ

  • ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第3番(Pコン、ブラジルの多作家)
  • ソラブジ:薫れる庭(piano、珍曲(?)、イギリス(インド・ゾロアスター教系)、サティ環境音楽、調整あいまい)
  • モンポウ:内的印象
  • プーランク:スターバトマーテル
  • チャベス:ピアノ協奏曲(メキシコ、質高い、複雑系リズム、壮大)
  • ウォルトンヴィオラ協奏曲(イギリス的でない)
  • オールウィン:幻想ワルツ集(piano、こんな前衛もあるんだなあ、独自の十二音楽技法、ワルツを新しい角度から切り込む)
  • フランセ:クラリネット協奏曲(フランス、思わずニヤッと、痛快なコンチェルト、何だかわからないが一杯喰わされたようなメロディーとリズムで始まる)
  • ルトスワスキ:チェロ協奏曲(ポーランド、不思議な魅力、全音階と半音階が微妙に結合してゆく作風)

こうしてみると、後の年代の方が断然チェックが多い。ソラブジ、チャベス、オールウィン、フランセは特に要チェック!が入っているあたりからも自分の趣味が窺える。フランセが本当聴いてみたい〜。きっとプーランクみたいなかんじなんだろうなあ。記事を書いてる人も同じSさんだし。「プーランクに駄作はひとつもないのである。」には、うむうむ、そうでっしゃろ。と頷きながら読んだよ。近代フランスは良い。