二十世紀音楽の楽しみ フォーレからペルトまで 知られざる名曲を求めて
必ずしも広汎な支持を得てはいないものの、知名度が低いだけの、二十世紀の佳曲の数々。エルガー、マニャール、ニールセン、ブロッホ、バックス、マルティヌー、モンポウ、フィンジ、ウォルトン…。隠れた名曲の紹介。
- 作者: 板橋憲明
- 出版社/メーカー: 審美社
- 発売日: 1993/10/01
- メディア: 単行本
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↑amazonのバグ発見! ISBNはあってるのに本のタイトルと著者名が違う。あるいは出版社がISBNを使いまわしたか。なぜか内容紹介だけはあってるとゆう奇怪な…。
最近、音楽が楽しくてしかたない。人から借してもらって聴いたアルヴォ・ペルトのCDがすごく良くて。それで、図書館でペルト関連の本ないかなあと検索して見つけたのがこれ、『二十世紀音楽の楽しみ』。ペルトの他にも、プーランク、ミヨー、ブロッホ、ヴィラ=ロボスなんかが取り挙げられていて、なんとも趣味が合いそうな。ぼくの好きなのばっかじゃん!!おもしろそうな曲をチェックして、片っ端から聴いていくことにします。
↓読みながら、絶対聴いてみようとチェックを入れた曲リストと本文抜粋メモ
- ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第3番(Pコン、ブラジルの多作家)
- ソラブジ:薫れる庭(piano、珍曲(?)、イギリス(インド・ゾロアスター教系)、サティ環境音楽、調整あいまい)
- モンポウ:内的印象
- プーランク:スターバトマーテル
- チャベス:ピアノ協奏曲(メキシコ、質高い、複雑系リズム、壮大)
- ウォルトン:ヴィオラ協奏曲(イギリス的でない)
- オールウィン:幻想ワルツ集(piano、こんな前衛もあるんだなあ、独自の十二音楽技法、ワルツを新しい角度から切り込む)
- フランセ:クラリネット協奏曲(フランス、思わずニヤッと、痛快なコンチェルト、何だかわからないが一杯喰わされたようなメロディーとリズムで始まる)
- ルトスワスキ:チェロ協奏曲(ポーランド、不思議な魅力、全音階と半音階が微妙に結合してゆく作風)
こうしてみると、後の年代の方が断然チェックが多い。ソラブジ、チャベス、オールウィン、フランセは特に要チェック!が入っているあたりからも自分の趣味が窺える。フランセが本当聴いてみたい〜。きっとプーランクみたいなかんじなんだろうなあ。記事を書いてる人も同じSさんだし。「プーランクに駄作はひとつもないのである。」には、うむうむ、そうでっしゃろ。と頷きながら読んだよ。近代フランスは良い。