舞台版『センセイの鞄』

[*舞台のこと]音楽劇『センセイの鞄
おととい 『センセイの鞄』の舞台を観に行ってきたよ。2階の右真横なんていうすごい席だったから ちゃんと見えるか心配してた。でも案外1階の後の方より良かったんじゃないかと。周りに人があんましいなかったので、前の手摺にくたーっとよっかかって観てました。「特大クッションが欲しいよ〜」とかいいながら。うーむ行儀悪し(笑

全体的に原作よりコミカルな感じでした。ツキコさんもあんまり淡白じゃなかったし。まぁ 演劇だし、それはそれで。今回は音楽劇ということで、歌ったり踊ったり 間奏にバイオリン・チェロ・箏の演奏があったり 見所満載でしたー。
[↓以下ところどころネタバレ反転↓]
キノコ狩りで客席に下りていくのが楽し!
センセイ役・沢田研二のファンだろうか?前のS席はほとんど中年のおばさんが占めておて。その間を進みながら
「やー 古びたキノコばかりですなぁー」
「むむむ!・・・干しいたけ!!」 (笑;

<<「どこかに二人だけで行きましょう」
「どこにもいきません」
「いやだ センセイと二人で行きたい」
「ツキコさんと二人して いったいどこに行けるというんですか」
「どこにでも行けます センセイとなら」
  (―――どんどん天気が悪くなって)
「落ちつきなさい ツキコさん」
「じゅうぶん落ちついてます」
「もう家に帰って寝なさい」
「家になんて帰りません」
「ききわけのないことを言うんじゃありません」
「ききわけなんてぜんぜんないです。だってわたし センセイが好きなんだもの」
ピシャーーーーーン(雷鳴)
>>
ちょっと雷が鳴るタイミングが原作と違うのだ。
*話を知らない方への忠告(何)
ツキコさんは35歳 センセイは69歳です

そういや内田百輭の小説に倣って センセイがピアスをスる挿話がなかったな。あれ好きなのに。

ラストシーンがとても綺麗でした。白黒の画面に桜だけが鮮やかにぽっかり浮かび上がって見えて。
<<「センセイ いつかまた会いましょう」
しばしの沈黙の後 号泣するツキコさん。 暗転。
>>
すごい引力でした。
階席には雨が降ったことでしょう。手摺につかまって 身を乗り出して観てたから(笑

随分 長くなっちゃった。
最後に一言。
ツキコさんがかわいかったーーっ(><〟)
<<「ツキコさん 今すぐうちにいらっしゃい」
「・・・はい!センセイ 今すぐいきます!!」
ダダダダダダダダダダーーーーーッ
「・・・は 疲れた。。」
「ツキコさんっ!」
「センセイっ!」
>>
コミカルだ。うむ そうきたかっ(笑
観た人 読んだ人だけ続きがわかるということで(^^;