書店風雲録

書店風雲録 (ちくま文庫)

書店風雲録 (ちくま文庫)

個性派書店「池袋リブロ」を牽引した、また現場で実際に働いていた人々の証言を中心に、20年間にわたり書店の現場で見続けてきた書店員の姿を通して、出版流通の戦後日本書店史の一断面を描いた一冊。

こんなにくわーってなって本を読んだのは実に半年以上ぶりかも。しばらく忘れていた出版やら書店やら「本への思い入れ」が押し寄せてきました。利益率は低いし、知れば知るほど危うい業界構造に泣けてくるけど、こんな店だったら体力勝負でもワーキングプアでもなんでも良いやと思ったり。
『だれが「本」を殺すのか』や商業統計と組み合わせて、レポートを書きました。「課題だから書く」ではなく、「書きたいから書く」がにじみ出るようなレポートになってると良いなあ。高校の頃から抱えてきた、「本に対する思い入れの集大成」と言えるものができたから、これで満足。