もつれっぱなし

もつれっぱなし (文春文庫)

もつれっぱなし (文春文庫)

あなたは宇宙人はいると思いますか?狼男は?じゃあ幽霊はどうでしょう?絶対にいないと思う方は、この本をお読み下さい。なにげなく始まった会話が、もつれにもつれて意外な方向に転がり、やがて摩訶不思議な結末へ…。作品全体が一組の男女の「せりふ」だけで構成された、謎と笑いの短篇集

「どうしてそうなるの?」「だって実際そうなんだからしょうがないでしょ!」そんな前に進まない会話ばっかりでうんざりした。結末も論理的じゃないし納得いかない。『風が吹いたら桶屋がもうかる』がおもしろかっただけにがっかりだよ。