重力ピエロ

重力ピエロ (新潮文庫)

重力ピエロ (新潮文庫)

ルールは越えられる。世界だって変えられる。
連続放火事件の現場に残された謎のグラフィティアート。無意味な言葉の羅列に見える落書きは、一体何を意味するのか?キーワードは、放火と落書きと遺伝子のルール。とある兄弟の物語。

本当に深刻なことは陽気に伝えるべきなんだよ
今回はただ楽しいだけじゃない!最後の、父の“重力を飛び越える”一言に思わずグッときた。変人奇人の出てくる小説は他にもたくさんあるけれど、伊坂の描く変人はなんでこんなにかっこいいんだろね。


これアマゾンのブックレビューでえらい評判悪いのはなんでだろね。私的にはノートと映画のオチがかなりツボでしたが。そのオチの付け方はなんだか倉知さん的だな!と。