ヘビイチゴサナトリウム

かなり構造が複雑で、真相が次々と変わっていく。
詩人が書く「独特な言語感覚」の小説ということで期待してたのですが、東直子さんとはまた別のかんじ。

おもしろかったがしかし、無邪気で残酷だったり痛々しかったり、よく小説の中でいう「少女っぽさ」が、いまいちわからない。
自分で言うのも何だけど、思春期といわれる年頃、文部省認定の印がもらえるような品行方正な少女だったので(笑)

亜愛一郎の逃亡

亜愛一郎の逃亡 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)

亜愛一郎の逃亡 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)

やっとシリーズ最終巻を読みました!
ミステリは、この手のロジック系が一番好きです。
最終話のあっと言う間の着地に、あっけにとられながらもニヤリとさせられる(笑)

時間を我らに

時間を我等に (ハヤカワ文庫 JA (506))

時間を我等に (ハヤカワ文庫 JA (506))

久しぶりに再読。
やっぱり大好き坂田靖子
何冊か持ってたけど、実家に置いてきてしまって、今手元にあるのは一番のお気に入りのこれと、あともう1冊だけ。

「うまくいけば泳ぐはずです…」

「退屈でしょうからキリンでも燃してあげましょう」

「さーどーするかな?ひっこみがつかなくなってるぞ」

の辺りがセンスが素敵すぎます。

代替医療解剖

代替医療解剖 (新潮文庫)

代替医療解剖 (新潮文庫)

読めば読むほど本によって育児法がバラバラなことに戸惑って、この本にたどり着きました。
根拠のないものに振り回されずに子供を守っていかなくちゃと思いました。
そういうものが蔓延しない世の中になってくれるのが一番良いんだけどね…。